兵庫中央メーデーに参加しました

 読者の方からメーデー参加の感想をいただきましたので紹介します。


 夜中に降った雨が上がった朝、天気予報ではいつまた降るかわからないということに不安を感じつつも、三宮東遊園地のメーデー会場に出かけました。
 着いたのは9時半過ぎで、私の目にはまだ100人程度しか集まっていないまばらな状況。そのうち合唱隊の歌声が始まりました。

 10時過ぎに各団体の幟(のぼり)が並ぶ中でいよいよ開会宣言を行い、続いて来賓の挨拶、参加団体代表の挨拶が続きました。
 演説を聴いていると、やはり今回のメーデーのスローガンにもなっている東日本大震災に関するテーマが目立ちました。個々の主張としても、震災を口実にした首切り反対、復興財源は消費税でなく200兆円を超える大企業の内部留保から出せ、原発・エネルギー政策の全面見直しなどの要求が並びました。
 演説の最後は被災地からはるばる来た福島労連の代表でしたが、終わったら大きな拍手が沸きました。やはり阪神大震災を経験した我々との連帯感が強かったのでしょう。
 集会の最後に実行委員会からの発表がありましたが、集会に参加したのは3千人とのこと。いつ雨が降るか判らない天候で、一体いつの間にこれだけ沢山の人が?という感じがしました。でも連合のような単なる祭りでなく、労働者のためのメーデーを待ち望んでいる人は少なくないのだということを実感しました。

 11時半頃、集会が終わっていよいよデモ行進、というときになって憎たらしい雨が本降りになって来ました。
 私は午後に用事があるので、三宮でデモから抜けましたが、メーデースローガンを皆と一緒に叫びながら行進するのは気持ちが良かったです。

(川重の一労働者)


(11.05.02)