映画「いのちの山河〜日本の青空II」

 読者の方から映画の推薦をいただきましたのでご紹介します。


■映画「日本の青空」(大澤 豊監督作品)・・・昨年見てとても感動した記憶があります。
日本国憲法誕生の真相・・・反戦・平和、両性の平等などそのすばらしい精神は、実は日本人憲法学者、鈴木安蔵ら民間の憲法研究会のメンバーによって練り上げられた草案がGHQに多大な影響を与え、これが現憲法に結実していた、という真実。
日本国憲法誕生のドラマを巡る核心が明らかにされていく躍動感には思わず引き込まれたものです。

■さて、これを見た多くの人々から第2弾の作品を心待ちにする声がありましたが、ついにこの8月に平和憲法シリーズ第2弾として「いのちの山河〜日本の青空II」が上映されることとなりました。
5月3日(日) 9:00〜10:30 NHK総合テレビの憲法記念日特集番組(生存権特集)でも、この映画の冬ロケ風景、監督インタビューが紹介されていました。
「豪雪、貧困、多病」という、全国的に見ても、とてつもなく大きな問題を抱えていた山あいの小さな村・沢内村(現・西和賀町、岩手県)が、全国に先駆けて老人医療無料化を開始しました。
’生命村長’と呼ばれた当時の深澤村長は「人間を尊重するということは、人間の生命と健康を尊重することにはじまる」という信念をもって、生存権を規定した憲法第25条の精神を盾に、老人医療無料化のみならず乳児医療無料化にも踏み切り、全国初の乳児死亡率ゼロをも達成したのです。
まさに憲法第25条を活かし実践したドラマがそこにはあったのです・・・!


 なお、これらの映画は各地の組織による自主上映会のみで、一般劇場公開はされていません。
映画「日本の青空」の詳細は以下のホームページにあります。
http://www.cinema-indies.co.jp/aozora/index.php ※この中に「いのちの山河〜日本の青空II」へのリンクもあります。

(09.06.06)