2.世界観について

花ちゃん:

世界観ってなに?哲学ってなに?

太郎さん:

「世界観」っていうと、なにかいかめしい印象があって自分にはあまり縁が無いという人もいるかもしれないけど、実は、「世界観」をもたない人はいないんだ。
 「世界観」というのは、「世界」にたいする「観かた」なんだ。「哲学」というのも、ほぼ同じ意味だけど、「世界」の見方、つまり「世界観」と言う言葉の方が身近でわかりやすいのではないかな。

花ちゃん:

「世界」の「観かた」という説明だったら私にもできるわよ・・・・ッ。ところで、「世界」って「WORLD」のこと?

太郎さん:

「WORLD」ではなくて、「ものの見方、考え方、社会をどう見るか」という意味での「世界の観かた」なんだよ。皆、自分なりの「世界観」をもっていると思うけど、その「世界観」がなにかということを、あらためてつきとめるといった気がまえで、一緒に学ぼうよ!

花ちゃん:

自分なりの「世界観」ね?あらためて考えたこともないけど、なにかを基準にいろんなことを考えているけど、私の場合、「楽ができるかどうか」「お金がもうかるかどうか」「めんどくさいことは考えない」・・・。これも「世界観」?

太郎さん:

そうだね。そのような考え方になる、おおもとがあると思うよ。

花ちゃん:

その、おおもとって、なーに?

太郎さん:

ちょっと、むつかしい言葉だけど、
第一は、唯物論(ゆいぶつろん)か、観念論(観念論)かという問題、
第二は、弁証法(べんしょうほう)か、形而上学(けいじじょうがく)かという問題、
第三は、人間の歴史と社会をどうとらえるか、という問題、
の三つが中心なんだよ。

花ちゃん:

急にきたわね〜〜ッ????????
聞いたことない言葉ばかりね。
でも、花ちゃん、頑張っちゃう!!